2017 GW2日目① ハーレー九州キャンプツーリング [キャンプツーリング FLH]
4月30日(日)
8時50分 燃料コックをオンにし、アクセルを3回ほどひねり、チョークを目一杯引き、イグニッションはオフのままキックを3回ほど踏み下ろす。
イグニッションをオンにしてキックペダルで圧縮上死点をさぐり、そこから軽くキックを踏み下ろす。
あっけなくショベルヘッドエンジンは目を覚まし、規則正しくアイドリングしている。
昨夜は、22時くらいに就寝。
やはり放射冷却でよく冷え込み、二度ほど目を覚ますことはあったが、十分に熟睡できた。
朝の7時にはテント内に日が差し込み、夜間とは打って変わって蒸し暑さで目を覚まし起床した。
他の方はすでに出発されていて、キャンプ場には私一人となっていた。
今日も快晴で雲一つ見当たらない。
周りから聞こえてくる音は、鳥の声か、時折吹く風の音しか聞こえてこない。
朝日がキャンプサイトを照らし、鳥たちが競って囀る決して無音ではないこの空間に不思議と「静寂」を感じた。
あまりにも心地よく、この美しい景色の中で、少し贅沢な時間を過ごすことにした。
コーヒーを沸かし朝食をゆっくりと摂り、身支度を整え一晩の土地に感謝し、8時50分頃にキャンプ場を後にした。
さあ出発だ!
・・・しかし今日は何処へ行くとか何も予定していなかった。
フェリーの中でツーリング2日目は、「阿蘇~久住高原付近の気持ち良い道を走れればそれで良し」程度しか考えていなかった。
とりあえず大観峰参りへと向かうことにした。
箱石峠にさしかかった付近
この辺りは野焼きが遅かった為か、まだ一面焼け野原状態だった。
57号線からやまなみハイウェイを経由してミルクロードを目指す。
昨年の9月に弾丸フェリーでここを訪れたときは、地震の影響で通行止めとなっていたが、交互片側通行で通行が確保されていた。
やまなみハイウェイとミルクロードは、知名度が高くメジャーなルートではあるが、やはりいつ走っても気持ちいい。
信号がなく、電線やガードレールも少なく、小高い草原の丘の中をいつまでも走っていられる。
感動的な景色が続くなか、FLHのステアリングを大観峰へと向ける。
大観峰からは、美しい涅槃像を拝むことができた。
阿蘇五岳の山腹だけに雲というか霧が薄くかかった状態で、この日は少し風が強く条件は悪いが、夜明けくらいには多少なり雲海が広がっていたのでは?と思った。
この写真を撮った時刻は10時12分
雲海を見たければ、計画的に早起きをしなければならない。
この日のミルクロードは交通量も少なく、心地よく走れるので、もう少し走ることにした。
バイク丼で有名な北山レストランの駐車場より
阿蘇山頂付近で提供されている、ヘリコプターによる観光サービスが此処でも行われていた。
この先あてもなく走るのもなんなので、ここで少し今日の予定を考えることにした。
やまなみハイウェイより東側の大分県側は行ったことがない場所が多いので、まずは、産山牧場へ行ってみよう。
左に九重連山
右に阿蘇五岳を望みながらの快走
ここを走ってみたいと思いませんか?
北山レストラン駐車場~産山牧場までの道のりも、非常に交通量が少なく貸し切り状態のようだった。
美しく開放的な景色のなか、ただエンジンの鼓動に身を委ねていられる。
昨日から「来てよかったと思った」と、何度思ったことか。
産山牧場には初めて訪れたが、子供向けのアスレッチク広場に大きくスペースを取っていて、ファミリー向けの施設だと感じた。
ソロライダーには少し場違いな雰囲気だったが、ゆっくりと腰を下ろしてソフトクリームを頂いた。
きっと、黒いバイクに乗ってやって来た中年男性が、一人ソフトクリームを舐めている光景に、家族連れは目を背けたことと思う。
ここからは国道57号線で「原尻の滝」を目指すことにした。
何度も大分県には訪れているが、原尻の滝には一度も訪れたことがなく、写真などでよく目にするので行ったことは無いのに、知っている気分になっていた場所だ。
で、初めて見た「原尻の滝」は写真で見るよりかは、思いのほか遙かに迫力はあった。
が、観光地アピールに必要なのは十分に理解できるが、東洋のナイヤガラやったけ?とは少し言い過ぎ感は否めない気がする。けどアピールするなら言い過ぎくらいでないとアカンか。
外国からの観光客が多数いらしていたが、どの様な感想だったのか少し気になった。
やはり観光地巡りよりも景色の良い道を走りたく、久住高原へとバイクを走らすことにした。
つづく
にほんブログ村
コメント 0