スポーツスター オイル漏れ、シフトスプリング修理 [整備、修理 XLH]
6月18日(日)曇り
スポーツスターは、以前からオイル漏れをしていて、ガレージの床には段ボールの下敷きが必須となっていた。
94年の10月に新車で購入し、今年の10月で丸23年になる。
今まで大きなトラブルや故障は一度もなく、レッカーの世話になった事もない。
いつも行きたい場所へ確実に連れて行ってくれたが、オイル漏れ以外にも「爆弾」を抱えていたので、自宅のガレージで修理することにした。
23年も乗っていると、当然老朽するがそれにしてもここ数年でスポーツスターは、奥のショベルよりいつの間にかポンコツっぽくなってしまった。
修理、点検が必要な個所は、
①オイルタンク下付近からのエンジンオイル漏れ
②セルモーター付近からののミッションオイル漏れ
③Fブレーキマスターからのフルード漏れ
④シフトダウンの際にシフトペダルが踏んだ位置で固まり動かなくなる
オイル漏れしていないのは、サスペンションとRブレーキだけとは・・・・
①と③はここ2~3年で発生。
②は20年くらい前から。
そして今回の、修理の目的となる④は5~6年前に一度症状が出ていたが、何が原因かおおよその検討が付いていたのでその時は放置。その後まったく症状はでなかった。
しかし昨日に乗った際に、久しぶりに一度だけ症状がでたので梅雨の間に直すことを決意。
まずは③のFブレーキから取り掛かる。
ブレーキフルードの漏れはマスター内ピストンから滲み出て、それがブレーキレバーやピンに伝わってきていた。
油圧が逃げることは無かったので、液面が下がりエアーがかまないように年一回程度フルードを継足し乗っていた。
先ずはマスター内のフルードを抜く。
コンプレッサーがあれば早いが、無いので注射器を使う。この注射器はバイク用品店で売っている。
リビルトキットなどが販売されているが、今回は以前に予備としてヤフオク1000円で落札したマスターを使う。
ブレーキ、クラッチのレバーやホルダーは、82年~95年まで共通で(※ボア径には注意)ショベル用に購入したが、思わぬところで役に立った。中古なのでダメなときはリビルトキットを買う。
角張ったマスターやスイッチは95年が最後で、96年以降は丸みを帯びた形状となる。
さっさと組み付けてフルードを入れ、エアー抜き作業を行う。
コンプレッサーがあれば、キャリパー側からあっという間だが、無いので時間をかけてマスター側からエアーを抜く。説明不要だがこの作業は生命に直結するのでプロに任せたほうが無難。
これでブレーキの作業は終了。
次にオイル漏れの場所を特定するのとセルモーターへのアクセスの為、バッテリーケースとオイルタンクを取り外す。
エンジンオイル漏れは、オイルタンク下のホースのジョイント付近から、
ミッションオイルはセルモーターとクランクケースの継ぎ目と、交流電源取り出しのグロメットから漏れているようだ。
セルモーターを取り外すに為にプライマリーカバーを開け、Rバンクマフラーを取り外しセルモーターを引き抜く。
セルモーターの下は、20年分のオイルと泥が真っ黒になって積もっていた。
リヤフェンダーの下側につく、インナーフェンダーを20年前に外しているから泥が積もりやすい。
なんでインナーフェンダーを外したかって?
20年前のオレは「カッコええやん」と答え、その答えに対して今の私は「将来後悔するから絶対やめとけ」と当時の自分に訴えたい。
当時私は20代半ばで、ハーレーをノーマルでは乗れなかった。
少しずつ純正に近い形に戻ってきたが、当時まだ幼稚な若者だった私自身の手によって、もう元には戻らない無慈悲な爪跡がこのスポーツスターに刻まれている。
それはまた今度にして作業を進めよう。
プライマリーカバーを外し、シフトレバー付近を注意深く観察する。
取り外したプライマリーカバーの底に、今回の修理の目的と言うか、お目当ての「物」がありました。
足りない部分を探さないと
ディーラーなどの整備士なら見なくても④の症状を聞いただけで検討がつくはず。
ここまでの作業時間は3時間。随分かかってしまった
中腰で疲れたので今日はここまで。
部品の手配をしないと。このスプリング通販で売ってますか?
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