スポーツスター シフトスプリング修理 テスト走行 [整備、修理 XLH]
7月1日(土)曇り
朝から梅雨らしい重い雲が空を覆い、湿度の高い空気が体中にまとわりついている。
不快指数と言う言葉が使われる様になったのはいつの頃からか。
今にも泣きだしそうな空を見上げ、先週に組み上げたスポーツスターの実走確認の為、奈良方面へと走らせてみた。
こんな季節でも雨が最もよく似合う花が色鮮やかに咲き誇り、不快指数とかいう風情のない言葉を一時忘れさせてくれる。
純正シートはダサいですが、90年代の雰囲気が良く出ますね。
雨が降り出しそうなので近所の「くろんど池」まで各部に気を配りながら走行してみる。
クラッチやブレーキなど特に変化はなく良好だ。
シフトタッチ、ギヤチェンジも良好で問題はない。
当然です。今回破損した赤丸のスプリングが破損しても、「シフトタッチ」が悪くなったりはしません。
最悪シフトペダルが動かなくなりギヤチェンジ不能や、破損したバネがミッションやプライマリーチェーンに噛み込む可能性はありますが。
大体一瞬だけシフトペダルが固まり「焦った」くらいだと思います。今回の場合はそうでした。
この年式辺りのスポーツスターはこの辺の部品が壊れることが多いです。
31番のスプリングが破損した場合は、シフトペダルがプランプランして下に垂れ下がります。
シフトペダルを手で少し上下にするとバネの力を感じると思いますがそのバネが31番です。
破損してもギヤチェンジは可能。靴の先が当たるだけで勝手にシフトダウンしてしまうので要注意。
この31番バネは大きいのでミッション等に嚙み込むと、ケース等へのダメージは深刻なものになるかも知れません。
22番と32番が破損した場合は、シフトタッチが悪くなります。各ギヤでカチッと止まらず、ニュートラルを出しにくくなります。壊れ方にもよりますが大体ギヤチェンジは可能です。
今回の修理で少し気になるのは、何と言ってもホームセンターのスプリングを使っている事でしょう。
問題は耐久性で、こればっかりは乗り続けないと分かりません。
材質はステンレス製で、常時テンションが掛からない長さの物を使用し、スプリングへの負荷が最小になる様に配慮しましたが、振動等による金属疲労は避けられません。
自宅に戻り、夕方に車体下部などオイル漏れの確認をしてみたが、オイル漏れはキレイに止まり又、Fブレーキの滲みもなくこれで修理確認作業も一通り終了。
スプリングの耐久性に問題等があれば、また報告したいと思います。
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