真夏のショベル [ツーリング FLH]
7月16日(日)晴れのち曇り
真夏にショベルで、ロングツーリングにはもう行かなくなった。
オーバーヒートの様な目先だけの問題ではなく、高熱によるエンジン各部の「歪」や「ゆがみ」等、直ちに表面化しないダメージが、確実に蓄積されると考えているからだ。
とは言え、全く乗らない訳でなく午前中の比較的、涼しい時間帯に走るなどバイクに配慮して真夏は乗っている。
バイクと一緒に歳をとったライダーにも配慮が必要としている。
午前9時に自宅を出発する。
ガレージからバイクを出すだけで汗が滲み出る。
阪奈道路で奈良方面へと進む。
阪奈道路はかつては有料道路で、大阪府からだと初め連続カーブの登り坂が続く。
気温31度、自宅から30分。この時の油温は155華氏。
右のスポットランプの球が切れているのを、この時に気付いた。
奈良県に入ると写真の様な快走道路が10kmほど続く。
登りの連続カーブから解放された車やバイクのペースが自然と上がり、周囲の車のペースは法定速度を大きく超えている。
当然ここは取り締まり強化路線だ。
取り締まりに気を配りFLHのペースを上げる。
少しアクセルを開けるとリヤタイヤがアスファルトを猛然と蹴り飛ばし、怒涛の如く加速しはじめる。
スーパースポーツの様に弾けるような加速ではない。
重いフライホイールが回転数を上げると強い慣性が発生し、正に「勢いづく」といった加速感だ。
そしてこの強い慣性は「速度維持」にも大きく貢献している。
ライダーは繊細なスロットルワークから解放され、リラックスしたライディングを楽しむことが出来る。
ショベルヘッドエンジンは長距離巡行でその真価を発揮する。秋までお預けだが。
阪奈道路を進むと奈良市内へ入る。連休ということもあって道路は混雑していた。
この時の油温は205華氏でこれが今日の最高油温だった。
奈良市内から山中を少し走り自宅へ戻った。
この時の油温は195華氏、オイルはモーターファクトリー50番。時刻は11時40分、気温はとにかく暑かった。
自宅近所の避暑地で少し涼んで帰った。
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