ハーレースポーツスター 北山村キャンプツーリング② [キャンプツーリング XLH]
8月13日(日)晴れ時々曇り
北山村キャンプツーリング①からのつづき
暑い海沿いのR42から、R311で逃げる様に山中へ進むと「丸山千枚田」の標識を見つけました。
丸山千枚田?行った事がありません。
標識に従いやってきました。
そこには美しい風景が広がり、棚田を縫うように細い農道が通っています。
行ってみましょう。
棚田の道は当然農作業の為の道ですが、ちょっとした観光地化もされていて数か所に展望台や休憩場所が設けられています。
風景の写真を撮影している、本格的な写真家の方が多くおられました。
付近には農家さんが点在しているので、気を配りながら静かにゆっくりと進みます。
水がチョボチョボと流れる心地よい音と、蝉の声が聞こえ、棚田を渡って吹く風は冷たく涼しいです。
ここは晴れていますが、すぐ近くで雨が降っているのでしょう。
心地よさに少しボーっとしてしまいました。
ほんの少しの間ですが「田舎に帰った夏休み」気分になりました。
おっといつの間にか影が長くなっています。
さて、そろそろ腰をあげますか。
いやいや腰を上げる前に、この先の予定を考えないと。
キャンプ道具を積んでいますが、夏休み期間のキャンプ場へ行くつもりは無く、初めから適当な山ん中で野宿するつもりです。
風呂と食糧確保が出来ればどこでも寝れます。
ただココは結構な山中です。
温泉はあるでしょうが、さて問題は晩飯です。
スーパーかコンビニなんてあるんでしょうか・・・
ここで頼りになるスマホを・・・
取り出します!
ここは「感」では無理です。
遠慮なくグーグル先生(以下先生)に頼ります。
「温泉」「スーパー」で検索するとすぐに先生は答えてくれました。
ここから30分くらいの所に「おくとろ温泉」があり、そこに道の駅、コンビニ、キャンプ場と全て揃っている所がありました。
先生はそこへ行く為の道案内までしてくれます。
私は先生について行きます。
先生は素敵な橋を通らせてくれたり、
コケが生えている少し寂しい道を案内したりして、
最後にこの老朽化が進んだつり橋を渡れと言います。
先生この橋大丈夫ですか?
錆さびの状態からもノーチェック、ノーメンテナンスであることが伺えます。
1トンまで大丈夫と書いてあるし、つり橋を渡った所に温泉があるのでもう渡るしかありません。
しかし設計時の1トンの設定強度を保っていますか?
・・・・・
先生!!このつり橋、下が全部スケスケデス!!!!
結構怖かったです。
つり橋の上は震度2くらいの縦揺れが続き、ハンドルから手を離して写真撮影がなかなかできませんでした。
橋の真ん中で止まっていると、揺れがどんどん大きくなっていた気がします。
網も錆びているのでバイクに跨って、橋の上で止まるのは本当に危ないんだと思います。
網が錆びているのはこの写真を見て気付きました。
先生が言ったとおり、つり橋を渡った国道沿いにキャンプ場や、
道の駅、温泉、Yショップがありました。
これで、風呂と飯は何とかなります。
さて、後は寝床です。
先生はココからすぐ近く(5分くらい)に良い場所があると教えてくました。
風呂より先に見に行ってみましょう。
良さそうな場所がありました。
先生ありがとうございました。
後は自分で何とかなります。
さてさて先ずは付近を良く観察します。
チェックポイントは獣道や流水の跡が無いかなど。
獣の気配がありました。
コケの地面をほじくり返しています。
イノシシだと思います。
しかしイノシシより天気が気になります。
山に入ってからずっと涼しい風が吹いていて、とうとう頭上を黒い雲が覆いだしました。
泊まらずに帰るのも可能な距離です。
と言うか本来なら日帰りコースです。
どうしましょう。
少し真剣に考えます。
帰り道に雨か、テント泊で雨か・・・
どないしよう・・・
あぁヒグラシ鳴いてるわ・・・
どないしよう・・・
涼しいわ・・・・
どない・・・・・・
ど・・・・・・・・
・・・・・・・・・
ぼーっとしているだけです。
30分くらいぼーっとしたので、もうココで泊まります。
今思えばとココと、丸山千枚田でぼーっとしている時間が、今回のツーリングで1番幸せな時間でした。
「北山村キャンプツーリング野営編」につづく
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