これでエアクリからオイル出なくなる? [整備、修理 XLH]
12月10日(日)曇り時々晴れのち雨
さて、先日の投稿で触れたエアクリーナーからのオイルの対処を施してみます。
最後にスポーツスターに乗ったのは丁度一ヶ月前で、2時間弱乗ってこれくらいエアクリーナーからオイルが出てきます。
エンジンを止めて次の日にはこの状態です。
30分でも乗れば、絶対に1滴はオイルが垂れてきます。
5~6年前はエアクリーナーからオイルが垂れる事は無かったので、なにか原因があるのでしょう。
で、疑ったのがこの部品。
アンブレラバルブ。
英文マニュアルには挑まずに、絵からこの部品の役目を感じとります。
この辺りの年式、リアルタイムで携わってきましたが、この部品の役目は全く記憶にありません。
昨日の昼に何食ったかも思い出せません。
さあ作業に取り掛かりましょう。
すでにガソリンタンクが外れています。
バイクも工具も冷たくなっています。
定着していませんが、確かにブロックヘッドです。
一番下がロッカーアームベースで、一番上がロッカーアームカバーになります。
真ん中は言わばカバーの下駄です。
ロッカーカバーを2分割にしないと、このフレームとの隙間では分解できない為に、メーカーは油漏れとコスト増大のリスクを受け入れ、このデザインを採用したのでしょう。
現行モデルはフレームとの隙間ができた(必要)ので、余計な油漏れと部品点数増加のリスクを避けるデザインになったのでしょうか?
頭のネジ4本を外して、一番上のカバーを外しました。
真ん中の下駄を外しました。真ん中の下駄は上と下に挟まれているだけです。
ここから先はついでの範囲を超えるので見るだけです。
変色はしていますが思いのほかキレイでした。
真っ黒のスラッジだらけを覚悟していました。
外した部品です。今日の目的はアンブレラバルブです。
高まる内圧に対して、絵の様に柔軟に傘が開かないといけないのでしょうが、23年の経年によりアンブレラバルブはカチコチのプラスチック状で、絵の様な柔軟性は全くありません。
新しい部品はペラペラしていて傘が柔軟です。
この部品、純正品を手配しないといけない思っていたのですが、良く利用するネット通販ショップで買えました。
ガスケットを交換して組み立てました。
次は前バンクです。
並列2気筒なら、手間も部品も1回分で済むのですが、この辺りがV型の面倒な所です。
しかし美しい造形と、心地よい鼓動感の為なら文句はありません。
ロッカーカバーを外して、後バンクと同じ作業を繰り返します。
ブロックを積むように組み立てます。
真ん中の下駄は挟まれているだけで、位置決めとなる物が何も無く、フラフラします。
一番上のカバーと、一番下のベースの位置にピッタリの場所に、真ん中の下駄を置いて締め付けます。
私はここにトルクレンチを使っていません。
ガソリンタンクを取り付けて完成です。
液体ガスケットもネジロックも使用していないので、早速テスト走行に行きましょう。
寒いけど頑張ります。
近所の山を徘徊します。
寒々としていて雪が無くても、冬なのが伝わります。
1時間30分くらい走って自宅ガレージに戻りました。
先ずは、頭の継ぎ目から油漏れがないか確認します。
大丈夫でした。
次にエンジンオイル交換をします。
冬用のオイルを入れます。
ホームセンターで売っている10W40です。
冬の間はかれこれ20年位ホームセンターオイルを入れています。
さて肝心のエアクリーナーからのオイルですがどうでしょう?
このまま2晩くらい置いて様子を見ましょう。
・
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2晩置きました。
エアクリーナーからオイルは垂れていません。
アンブレラバルブ交換前は、乗れば必ずオイルが出てきていたので、一応これで修理完了とします。
ただもうしばらく様子見は続けましょう。
TCの前期辺り?まででブリーザーからのオイル吐出量が多い車両は、一度アンブレラバルブを疑うのも良いかもしれませんね。
作業時間 1時間45分
部品代
ロッカーロアーガスケット 91-06y XL 1,100円 2個 2,200円
ロッカーアッパーガスケット 91-03y XL 900円 2個 1,800円
ロッカーセンターガスケット ラバー 84-06y BT XL 260円 2個 520円
ロッカーカバー アンブレラバルブシール 91-03y BT XL 160円 2個 320円
部品代合計 4,840円
2019年1月12日追記
アンブレラバルブ交換して以降、2019年1月12日現在エアクリーナーからオイルは1滴も出なくなりました。
さて、先日の投稿で触れたエアクリーナーからのオイルの対処を施してみます。
最後にスポーツスターに乗ったのは丁度一ヶ月前で、2時間弱乗ってこれくらいエアクリーナーからオイルが出てきます。
エンジンを止めて次の日にはこの状態です。
30分でも乗れば、絶対に1滴はオイルが垂れてきます。
5~6年前はエアクリーナーからオイルが垂れる事は無かったので、なにか原因があるのでしょう。
で、疑ったのがこの部品。
アンブレラバルブ。
英文マニュアルには挑まずに、絵からこの部品の役目を感じとります。
この辺りの年式、リアルタイムで携わってきましたが、この部品の役目は全く記憶にありません。
昨日の昼に何食ったかも思い出せません。
さあ作業に取り掛かりましょう。
すでにガソリンタンクが外れています。
バイクも工具も冷たくなっています。
定着していませんが、確かにブロックヘッドです。
一番下がロッカーアームベースで、一番上がロッカーアームカバーになります。
真ん中は言わばカバーの下駄です。
ロッカーカバーを2分割にしないと、このフレームとの隙間では分解できない為に、メーカーは油漏れとコスト増大のリスクを受け入れ、このデザインを採用したのでしょう。
現行モデルはフレームとの隙間ができた(必要)ので、余計な油漏れと部品点数増加のリスクを避けるデザインになったのでしょうか?
頭のネジ4本を外して、一番上のカバーを外しました。
真ん中の下駄を外しました。真ん中の下駄は上と下に挟まれているだけです。
ここから先はついでの範囲を超えるので見るだけです。
変色はしていますが思いのほかキレイでした。
真っ黒のスラッジだらけを覚悟していました。
外した部品です。今日の目的はアンブレラバルブです。
高まる内圧に対して、絵の様に柔軟に傘が開かないといけないのでしょうが、23年の経年によりアンブレラバルブはカチコチのプラスチック状で、絵の様な柔軟性は全くありません。
新しい部品はペラペラしていて傘が柔軟です。
この部品、純正品を手配しないといけない思っていたのですが、良く利用するネット通販ショップで買えました。
ガスケットを交換して組み立てました。
次は前バンクです。
並列2気筒なら、手間も部品も1回分で済むのですが、この辺りがV型の面倒な所です。
しかし美しい造形と、心地よい鼓動感の為なら文句はありません。
ロッカーカバーを外して、後バンクと同じ作業を繰り返します。
ブロックを積むように組み立てます。
真ん中の下駄は挟まれているだけで、位置決めとなる物が何も無く、フラフラします。
一番上のカバーと、一番下のベースの位置にピッタリの場所に、真ん中の下駄を置いて締め付けます。
私はここにトルクレンチを使っていません。
ガソリンタンクを取り付けて完成です。
液体ガスケットもネジロックも使用していないので、早速テスト走行に行きましょう。
寒いけど頑張ります。
近所の山を徘徊します。
寒々としていて雪が無くても、冬なのが伝わります。
1時間30分くらい走って自宅ガレージに戻りました。
先ずは、頭の継ぎ目から油漏れがないか確認します。
大丈夫でした。
次にエンジンオイル交換をします。
冬用のオイルを入れます。
ホームセンターで売っている10W40です。
冬の間はかれこれ20年位ホームセンターオイルを入れています。
さて肝心のエアクリーナーからのオイルですがどうでしょう?
このまま2晩くらい置いて様子を見ましょう。
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2晩置きました。
エアクリーナーからオイルは垂れていません。
アンブレラバルブ交換前は、乗れば必ずオイルが出てきていたので、一応これで修理完了とします。
ただもうしばらく様子見は続けましょう。
TCの前期辺り?まででブリーザーからのオイル吐出量が多い車両は、一度アンブレラバルブを疑うのも良いかもしれませんね。
作業時間 1時間45分
部品代
ロッカーロアーガスケット 91-06y XL 1,100円 2個 2,200円
ロッカーアッパーガスケット 91-03y XL 900円 2個 1,800円
ロッカーセンターガスケット ラバー 84-06y BT XL 260円 2個 520円
ロッカーカバー アンブレラバルブシール 91-03y BT XL 160円 2個 320円
部品代合計 4,840円
2019年1月12日追記
アンブレラバルブ交換して以降、2019年1月12日現在エアクリーナーからオイルは1滴も出なくなりました。