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XLHのタイヤ交換 [整備、修理 XLH]

1月5日(土)雨のち曇り時々晴れ



さて、スポッターのタイヤが限界を迎えてしまいました。


今年3月の車検には通りそうにもありません。


去年のうちに済ませておけば良かったと思いながら、

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ジャッキで思いっきり持ち上げてタイヤを車体から引き抜きます。



ジャッキで高く持ち上げる時は、

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ボロ雑巾などを使って前ブレーキをかけっぱなしにします。




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さて、タイヤが外れました。


今回のタイヤ交換は、自宅ガレージでレバーを使って交換します。


鬼の様に固く重いタイヤですが、今日は後タイヤだけなので頑張りましょう。


プシュ~っと空気を抜いて、


先ずはコイツの出番です。

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ビードブレーカー。





グイっと押し込んで、

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ミミを落とします。




両面のミミを落としたら、

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タイヤレバーを使ってホイールからタイヤを外します。


この時に、チューブをレバーで噛まさない様に注意します。




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片面外してチューブを抜きました。書くのは簡単ですが指が折れそうでした。




次は裏面?を外していきます。

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クッソッカッテェッ




クソッ

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クッあともうちょっと



ハァハァハァ

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取れました。




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ここでチューブに空気を入れて、レバーで穴を開けてしまっていないか確認します。


大丈夫です。穴は開いていません。作業を続けましょう。




リムバンドの下には錆が隠れていそうです。

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真鍮ブラシでサビを落とします。




リムの錆びを落としたのでタイヤをはめていきます。

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交換するタイヤはヤフオク中古品です。


古タイヤを外して、古タイヤを付けようと頑張っています。




片面にタイヤが付いたのでチューブを入れていきます。

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クソッカッテェ指が折れそうっ





チューブがタイヤ内に収まったら、

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空気を少し入れます。この時にムシは入れていません。タイヤ内のチューブの収まりを良くする為に空気を入れます。で、ムシを入れていないのでプシュ~っと空気を抜きます。




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タイヤをはめていきます。

クソカッテェッ

固いので力任せになりがちですが、

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レバーでチューブを噛まさない様に、細心の注意を払い進めます。


コツだけではダメで、力任せだけでもダメで、テクニックとパワープレイを両立させます。




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古タイヤがはまりました。




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リムとタイヤの間にチューブが噛んでいないか、両面の全周確認します。


チューブが噛んだまま空気を入れると、間違いなくチューブがプッチっと切れてプシュ~です。




タイヤに空気を入れてミミを出します。

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この時にチューブレスタイヤの場合は、ムシを抜いてコンプレッサーで勢いよく空気を送り込まないとミミは出ませんが、チューブタイヤはコンプレッサーなしでもなんとかなります。




ミミが出たので最後に

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水で薄めた洗剤を霧吹きを使って吹きかけ、空気漏れがないか確認します。




空気漏れなしです。

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古タイヤから古タイヤへの交換完了です。くたびれました。




車体に戻す前に、

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ベアリングのグリスの入れ替えと、オイルシールを交換します。




ブレーキパッドの鳴き止めグリスを塗布したり色々やって、

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軍手が真っ黒になったところで、無事にタイヤ交換が完了しました。



ん?ホイールバランス?


とってませんがソレガ?


ウチにはホイールバランサーがないので。




思い出話しとなりますが、90年と91年の鈴鹿8時間耐久レースを走っていた、RC30のほとんどが後タイヤのバランスをとらずに走っていました。


ちょうど、島田紳助さんの「風よ鈴鹿へ」が公開された後の事で、この映画「風よ鈴鹿へ」のストーリーは貧乏プライベーターチームが必死にスポンサーを探し、満足な設備もないまま鈴鹿8耐に挑戦するというストーリーだったのですが、この年の8耐に参戦していたチーム伸介のピット裏は、赤絨毯に観葉植物がすらりと並べられ、スポットクーラーが何台も稼働していて、映画の内容とは大きくかけ離れて4大メーカーのピット裏をも凌ぎ、参加チームで最も豪華なピットだった事が当時20代前半だった私の記憶には一番印象深く残っています。


さて、当時の鈴鹿8耐は大体7回~タイヤ交換したと記憶していますが、高価なマグネシウムホイールを何本も用意できないので、7本~タイヤ付きマグネシウムホイールを用意しているのではなく、ピット裏でタイヤメーカーが、一日中汗だくになりながらひたすらチェンジャーを用いてタイヤ交換をしていました。


ミシュランタイヤはわざわざ本国から職人さんが来ていました。


ピットインしてタイヤ交換を済ませてマシンが1時間走っている間に、ピット裏のメーカーサービスにホイールを持ち込みます。


タイヤ交換はメーカーのサービスに頼り、バランスはピットでとるのですが、プロアームのホイールに適合したバランサーを持ち込めず、当時のRC30は後ろのバランスは取らずに走らせるチームがほとんどです。


私が所属していたホンダサテライトチームでさえ、RC30のリヤホイールはバランスを取らずに練習~予選、決勝まで全ての過程でコースを走らせていました。


バイクのタイヤの直径だと大体80km前後で振れるのですが、なんで駆動が掛かっている後ろは大丈夫なんでしょう?


肝心なところは勉強不足か失念しております。


前のタイヤはバランスをとらないと80km前後でハンドルが振れて大変です。





本日の作業時間は1時間50分

タイヤ代送料込み4860円

オイルシール340円?×2個





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