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ショベルってやっぱり壊れるん? [整備、修理 FLH]

1月19日(土)晴れ



いつもとは違うショベルFLHの排気音に違和感を感じたのは、自宅を出て20~30分ほど走ってからの事です。


純正マフラーから聞こえてくる控え目の排気音の中に、僅かに「パスパスパスッ」っと排気漏れの音が聞こえています。


「ネジが緩んだ?」と思いながら、そこから1時間ほど走り良く来る快晴の布目ダムにやって来ました。


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ここで先ずはマフラー全体を目視で確認します。


次に、革グローブをはめた手でマフラーを掴んで揺さぶってみます。



すると、



右サイレンサーがステーごとグラグラです・・・


右マフラーサポートが、パックリ口を開いて折れかけています。




さて、どうしたものか。針金で吊って帰るか、このままで帰るか。




完全に折れてはいないので、このままの状態で帰れると判断します。


ガックリと肩を落として、それでもいつもの様に煙草と缶コーヒーをやって帰ります。


本日の走行距離は100kmくらい。




自宅ガレージ前で早速マフラーサポートを取り外します。

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ヤレヤレ・・右側も折れるんですね。折れるのは左側だけだと思っていました。


しかしなんでしょう・・2019年が始まって早々故障かぁ・・


いつの記事だったか、確か自分で「ショベルは意外と壊れることなく普通に走ります」の様な事を言っていましたが、そうでもなさそうです。


このブログを初めて一年半ほどですが、その間の修理は、

セルの空回り、

ミッションオイル漏れ、

スターターリレーのアース線断線、

イグニッションコイル不良、

フォークオイル漏れ、

そして今日、右マフラーサポート折れ。


この一年半ほどで、これだけ修理しています。


十分壊れています。

が、これでショベルが壊れると言い切るのも正しくはありません。


何故なら、セルの空回りの原因となったのはワンウェイクラッチの不良ですが、これは無印良品の社外品です。

イグニッションコイルも無印良品の社外品です。


ハーレー社とは関係のない安物社外品を組んで、その部品が壊れた事実をもって、ショベルが壊れるというのはハーレー社が気の毒です。




さて、ショベルが壊れる壊れないの結論は置いといて、

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はぁ~とりあえず目の前のマフラーサポートを溶接でくっつけます。





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先ずは、溶接箇所を真鍮ブラシで磨きます。





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パーツクリーナーで脱脂して下準備は完了。





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ここで家庭用アーク溶接機の出番です。家庭のコンセントで使える頼もしいヤツです。





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溶接用の作業灯は持っていないので、強い太陽光に頼ります。曇りの日は光が足りなく溶接箇所が見えないので作業不可です。





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バチバチっと火花を飛ばして溶接完了。素人溶接でテンコ盛りなのは知っています。





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黒のスプレーを一吹きして出来上がり。


マフラーサポートを外したところから、ここまでの作業時間は20分ほどです。


家庭用溶接機のおかげで、バイク屋さんに行く必要もないし、修理代もかからないので非常に経済的です。



さて、溶接で修理したマフラーサポートを車体に戻しましょう。

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車体に組んでサイレンサーを揺さぶりますがビクともしません。腕力で溶接箇所をへし折るのは無理です。


振動を原因とする金属疲労でまた折れるかもしれませんが、とりあえずこれで修理完了です。








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