ハーレー 奈良県下北山村キャンプ(野宿)ツーリング [キャンプツーリング FLH]
5月27日(土)晴れ
大台ケ原ドライブウエイより
先週の四国に引き続き、今週末もキャンプツーリングに出かけた。
今回はソロではなく、友人のS氏と同行だった。
私は5月はよく走ったのと、キャンプ続きで家を空けたことによる妻の心理状態が気になり、あまり乗り気ではなかったが、S氏が「どうしてもどうしても」と言うので、私は「仕方なく仕方なく」同行することにした。
5月27日の朝になってからS氏と行先を話し合う。
「奥飛騨」「ビーナスライン」などが候補に挙がったが、週末の混雑を嫌い「おじさん達の秘密基地的存在」の奈良県下北山村での野宿で決定した。
名阪国道を走り国道169号線を南下する。
紀伊半島を南北に横断する168号線と169号線は、非常に山深いところを通っていて、夜間は少し恐くなるくらいだ。
途中、大台ケ原ドライブウエイに寄り、見晴らしの良い場所で昼食をとった。四国カルストに負けない見晴らしのよい絶景を眺めながら頂くスーパーの弁当は大変美味だった。
大台ケ原ドライブウエイより
空が青くて気持ちイイですね!ここはベルトドライブ車は侵入不可です。
大台ケ原ドライブウエイを後にし、再び169号線を南下し「きなりの湯」を目指すことにした。
「きなりの湯」には温泉施設と、手入れの行き届いたキャンプ場も存在しているので、空いていれば私的にはそこでも良いのではと思っていた。
と言うのも、野宿ポイントの夜は相当恐いからである。
S氏も内心そう思っていたに違いない。
池原ダムを通り「きなりの湯」に14時前に到着したが、すでにテント村が出来ていたので、野宿ポイントに向かうことにした。
池原ダムより
野宿ポイントは、上北山村と下北山村の間辺りの国道の脇道を走り、そこからまた脇道を700~
800m進んだ所にある。
その700~800mはコンクリートで舗装されているが、切り立った山肌からの落石と舗装自体の老朽化によりガレ場林道状態となっていて、直ぐに行き止まりとなる。
カーブミラーがあるが車などの通行はない。以前は通行があったのだろうか?
S氏のBMWは、なんのためらいもなく進んでいくが、私のハーレーには苦行のような数百メートルだった。
15時前に野宿ポイントに到着。
幕営する場所は、枯れた静かな沢にある。ただ雨天の際には、山からガレキを伴う流水が至る所から発生し地獄のような光景になると思う。
すぐ先には滝があり、小さな滝つぼを形成しているが、そこから先に川となって水は流れていない。
この場所は雨天の際に、本来の川底に大量の岩石が流れ込み、積み重なった岩石の隙間を水が流れている。
50mほど下流から水が湧き出し沢となって流れている。
暗く写真では分かりにくいが、ここから上流には人が踏み込める場所がないので、水は非常にキレイだった。
集落から遠く離れ、木々に深く覆われ昼間でも薄暗いこの場所を幕営地とし、飯の準備をした。
(私有地でも国定公園内でもありません)
テントを張ったのは川の流れにより形成された砂利溜まり。
現実の世界から隔離されたかのようなこの場所で、昼間から飲んで食っての時間は格別のものとなった。
やがて二人共うとうとしだしてテント内で昼寝をすることにした。
フォフォ~ フォフォ~
・・・フォワッ フォワッ
フォワッフォワッ フォワッ
フォワッ フォワッフォワッ・・・フォギャッ!フォギャッ!
・・・
ホッホッ ギャッア!!ギャッアッ!! キィギャァ!!!キィギャッ!!!
イギャアッ!!!!イギャッ!!!!! ギャ~~~ッ!!!ギャ~~~ッ!!!!
いつの間にか猿の群れに囲まれていました。
つづく
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