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スポーツスターにチェーンってどうなん? [その他 XLH]

9月20日(水)曇り




愛車XLH883は3年ほど前にチェーンドライブに変更しています。


チェーンにした理由は、20年を経過したベルトに「いつか切れるのでは?」といった不安があったからです。


特にカスタム志向があった訳でもなく、走りを意識してスプロケットの丁数を変え「低速より」「高速より」のセッティングを可能にしたかった訳でもありません。


ただただ老朽化が進んだベルトが切れないか?という不安から、解放されたかっただけです。


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「それなら新品のベルトに交換すればいいやん」


確かにその通りなのですが、純正のベルトは5万くらいしたと思います。


そして新品のベルトに交換しても、10年後20年後にまた同じ不安に駆られる事になります。


それに対してチェーン、スプロケットのキットは2,5万円くらいで購入できたのです。


この差は大きく、又チェーンなら出先で万が一切れる事があっても国産バイク店でも入手可能です。


530サイズ110Lなら大体のバイク用品店には在庫があります。


そして交換時期が明確。





この辺りのチェーンの長所が私の価値観と一致し、チェーンを選択するに至りました。


当然のことながら、存在するチェーンの短所とを勘案しての事です。




チェーンの話しで、スプロケットの丁数を変えてファイナルのセッティングがどうとか、ハブダンパーがどうのこうので、ミッションやクランクのダメージがどうの等の話しは、語りつくされていますので割愛します。



実際にチェーンドライブに変更したスポーツスターに乗っている素人の、日常的な使用の感想を話したいと思います。



先ずは分かってはいましたが、油汚れに少しだけ困っています。


ドライタイプのチェーングリスは20年以上前から存在しているので、それを使えば解決するので油汚れは問題にはならないかもしれませんが、私はドライタイプはどうも・・・


油を指した気になれないのでOリング対応のウエットタイプのチェーングリスを使っています。


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リムには当然の様に飛散しています。

油汚れはチェーンガードを取り付け、ドライタイプのグリスでかなり改善されると思いますが・・・
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で、乗り味についてはよく「チェーンのダイレクトな乗り味」等の謳い文句?を聞きますが、私は乗っていてそれをあんまり感じる事はないです。


低速ギアでの走行時にアクセル操作が雑になってしまった時の、ギクシャク感がほんの少し増したかな?くらいです。


(この低速時にギクシャク、カックンみたいにするのがチェーンのスポーツスターの場合は非常に良くない)


高速走行時には、ほとんどベルトとの違いを感じる事はないです。


100kmくらいの巡行から右側車線で追い越しをする際に、アクセルを雑に開けても「ダイレクトな乗り味」と、ベルトとの違いを私には感じられません。鈍感なだけかもしれませんが。


チェーンに変えて一番先に気付いたのは乗り味より音でした。


低速時から70~80kmくらいの速度では、チェーンの「ジィーーーー」と言うか「ジャーーーー」の様な音が聞こえます。


100を超えた位からは、もう風切り音やらなんやらで聞こえなくなりますが、音についてはやっぱりベルトは静かなんだと感心させられました。


このチェーンの音は、爆音マフラーの車両には聞こえないと思います。




手入れについては、そりゃもう「チェーン清掃キット」なんて商品が存在するくらいなので一手間増えます。


調整は最初1000~2000kmくらいに伸びて、一度調整すれば後はそんなに伸びませんが、これは乗り方に大きく左右されます。


手入れは私には面倒くさいだけですが、バイクいじりが好きな人にはいいかも知れませんね。





ベルトとチェーンの見た目の違いにはメリットデメリットは存在せず、人の好みだけの事ではないでしょうか。

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チェーンに変えて3年ほどですが、ベルトの良さは知っています。


手間いらずで、音が静かで緩衝の役目を果たし、シャフトはBMW、ベルトはハーレーみたいな代名詞にもなっています。(最近は言わなくなった?)


そしてショベル時代から始まったベルトドライブへのトライが実を結び、今ではあんなにも幅が狭く細いベルトで、飛躍的にパワーが上がったハーレーを前に押し進めています。




そんなベルトドライブですが、私には交換時期がハッキリ分かり、ベルトに比べてチェーンは交換時に安価といったチェーンの長所に価値を見出し、ベルトドライブシステムを放棄して、老朽化したベルトが「切れないか?」といった不安から解放されました。


勿論外した純正ベルトやプーリーは大切に保管しています。





7月5日追記
車検についてはユーザー車検でこのまま通っています。

この辺りの事は、陸運局の検査員しだいによるところがあると思います。








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