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空冷フィンの誘惑 [その他 FLH]

10月5日(木)



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私事ですが空冷エンジンの造形が大好物です。


それも単気筒か二気筒。


中でもハーレーの空冷V型二気筒が一番の好物です。




そしてそのハーレーの中でも、ショベルヘッド以前の空冷フィンに長く魅了され続けています。


ここではショベルヘッドに限って綴ります。


ご存じの通りショベルのシリンダーは鉄製で、ヘッドはアルミ製です。


鉄とアルミは熱による膨張率に違いがある為、クランクケースとシリンダーをナット止めし、そしてシリンダーとシリンダーヘッドをボルト止めしています。


なので、シリンダーの造形はこんなややこしい事になっています。

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シリンダーの下部にはフィンがありません。


このシリンダーの腰のくびれが美しいんです。


これに似た造形はハーレーに限らず国産車でも鉄シリンダー、アルミヘッドの車両にも見られました。


現在はほとんどのバイクがオールアルミエンジンとなり、貫通スタッドを採用しているのでこの様な造形のエンジンは多分絶滅しました。


そしてショベルヘッドのフィンの最も特徴的なところは、フィンとフィンの間に「支え」が無いところです。

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フィンとフィンの間に支えが無いので、向こうからの光がフィンの付け根まで透けています。



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この造形がフィンを深く薄く見せ、いかにも「空冷」っぽく、いつまで見ていても飽きません。


エンジン剥き出しのチョッパーにする気持ちが分かります。






ただこのフィンの間の支えには重要な意味があって、無いほうがいいとは言えません。


エボリューション以降のエンジンに、フィンの間に支えがあるのにはちゃんと理由があります。


ハーレーに限らず国産空冷バイクのフィンの間にも何かしらの「支え」が付いています。


それはあからさまに黒いゴムのブッシュだったりします。


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これだけ念入りにフィンの間に支えを入れる理由は、フィンが振動し音が鳴るからと言われています。


実際にショベルに乗っていると、フィンの振動する音なのか判断しにくいですが「コォーーーー」と言った感じの音が、走っている間は常に小さく聞こえています。


他にもカシャカシャコショコショシャリシャリ等々音だらけなので気にはなりません。


もうエンジンの見た目が好きなので、多少の事は目をつぶれます。


勿論ツーリング先で壊れずにちゃんと走るのが前提です。





明日からの3連休は残念なくらい仕事が入っています。


少しの自由時間にご近所をちょろっと流しますか。





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