ショベルFLHフォークシール交換 [整備、修理 FLH]
9月8日(土)雨のち時々曇り
さて、先週の続きです。
先週は、
フェンダーに飛散したフォークオイル漏れの箇所を特定する為に、ナセルを分解したところで終了。
キャップボルトからのオイル漏れなら対応は簡単だったのですが、残念ながらオイルシールから漏れているようです。
面倒くさいが仕方ありません。
今日は朝から雨が降り、バイクいじりには絶好の天気です。
フォークオイル漏れくらい、ちゃっちゃと片付けましょう。
フォークシール交換と言えば、インナーパイプとアウターパイプを留めている底のヘキサゴンボルトが、内部のダンパーチューブと供回りしてしまい、長い特殊工具やインパクトを持ちいらなければ分解できないとされていますが、フォークの構造を理解し分解の順番を間違えなければインパクトも特殊工具も必要ありません。
では
先ずは、前輪をジャッキで持ち上げます。
負荷の掛かっていない状態でハンドルを左右に切って、ステアリングの「重さ」を覚えておきます。
この時にセンターで「カックン」や「ゴリゴリゴリ」等の感触があったらステムのベアリング交換も必要です。
今日はステムからフォークを抜くので、ついでにベアリング給油も行います。
前回のステアリングステムのベアリングのグリスアップは10年前?でしょうか。よく覚えていないくらい放置なので、これ以上の絶好のついでの機会はこの先当分ないでしょう。
緩み止めワッシャを寝かせて、ステムのナットに印をつけます。
この段階ではフォークのキャップボルトは外してしまいますが、ステムナットは緩めるだけです。
緩めてます。
次にフロントホイールを外します。
ここで先に、フォークの底のヘキサゴンボルトを緩めます。
フェンダーは外しません。外すとアウターパイプがクルクル回ってボルトを緩めにくくなります。
先にフォークを車体から抜いてしまい、キャップボルトを外してスプリングとオイルを抜いてから最後に、このボルトを緩めようとしても供回りしてしまい、インパクトや特殊工具の出番となってしまいます。
分解の順番としては上記が正しいのでしょうが、大半の日曜整備士はそんな特殊工具もインパクトも持っていないでしょう。
勿論、私も持っていません。
さて、このフォークの底のボルトは、要はフォークが伸び切った状態で、丸印のリバウンドスプリングにテンションが掛かっている状態ならば、緩めることも締め付けることも可能です。
なんならアウターパイプを下に引っ張りながら(フォークを伸ばす方向)回すと取れます。
20数年前、バイク屋さんで整備士をしていた頃に500本以上、正立、倒立、カートリッジフォークのOHをしてきましたがこのやり方で供回りしてボルトが緩まないなんてことは記憶にありません。あっても忘れてるだけかもしれませんが。
工具で緩んだら軽く締め付けます。「はぁ緩めて締める?」って声が聞こえました。
ボルトを緩めて抜いてしまうとオイルがどばぁ~っと出てくるので一旦軽く締めます。
因みにこのボルトはミリサイズです。どこのメーカーのフォークかはきっと皆さんご存知だと思います。
左右フォーク底のボルトが緩んだら、フェンダーを外します。
アンダーブラケットのボルトを緩めます。
フォークを下にずらしたところでアンダーブラケットのボルトを締め付けて、キャップボルトを緩めます。
緩めるだけです。
緩んだらアンダーブラケットのボルトを緩めてフォークを車体から抜きます。
フォークが抜けました。
オイル漏れしている右のフォークです。ジメジメです。
漏れていない、左のフォークはカラカラです。
さて、一旦フォークはこれで置いといて、先にステアリングベアリングの給油を済ませて、フォークシール交換が出来たら直ぐに車体にフォークを戻せる様にしておきます。
トップブリッジ下の、ギザギザのボロボロのナットを外す前に、ここでも印を付けておきます。
ナットを外すと10年?ぶりの御開帳です。
10年放置でもグリスは十分です。
ステアリングはホイールの様に常に回転している訳では無く、グリスの流出量はホイールと同様に考える必要はないと考えています。(車体の縦方向への負荷は大変)
わざわざ耐久性の高いテーパーローラーベアリングが使われている、ステムのグリスアップだけの為に、短い期間で定期的に分解する気にはなれません。
洗浄してレースに段付きが無いか確認し、新しいグリスを塗り込みます。グリスはトラック等のハブに使われる極圧添加剤の入ったものを使っています。
因みに、グリスは使う種類によって潤滑対象の空間容積に対して、充填率は40%~70%?だったか位が理想の物も多くあります。
要するに隙間なく、目一杯グリスを塗り込むとグリスの温度が上がり過ぎ、溶解点に達してしまい、かえってグリスの流出が増えてしまい潤滑不足を起すタイプのグリスもあります。
ステアリングは回転による温度上昇は少ないので、気にする必要はないと思いますが、ホイールに目一杯グリスを塗り込む場合は、使用するグリスの種類を良く知っておいた方がいいと思います。
ベアリングのグリスアップが済んだので、フォークシール交換です。
ひっくり返してオイルを抜きます。そして先に緩めた底のヘキサゴンボルトを抜きます。
キャップボルトをモンキーで緩めて外します。
スプリングのテンションが掛かっているので、ポンッって感じで外れます。
ボルトがふっ飛ぶほどのテンションではありません。
頭のボルトが外れたら、スプリングを抜きます。
インナーパイプをアウターパイプから引き抜きます。
決してハーレー、しかもショベル独特の構造ではありません。
最も簡素なフォークの類です。現在の国産125ccより単純でしょう。
さて、本日の目的地に到着しました。
フォークオイルシールです。
アウター側にシールが残る構造(笑)国産バイクの精度の高いサスを扱っている整備士の目には、とてつもなく古典的で安価な構成のフォークに映ることでしょう。
シールはリテーナを外すと、タイヤレバー等で簡単に外れます。タイヤレバーがないって?
でかいマイナスドライバーで、角を立てない様にするとか工夫してみて。
シールの圧入具合はそんなに固くないです。
インナーパイプにスプリングを入れて押し込むと、インナーパイプの底からニョッキと棒状の部品が出てきました。
ダンパーチューブ等と呼ばれる減衰力を発生させる部品です。
アウターパイプとはこんな感じで繋がっています。
正しい順番で分解すると、このダンパーチューブがクルクル供回りしてしまい、矢印のフォークの底のヘキサゴンボルトが緩まなくなってインパクトや特殊工具に頼る事になります。
丸で囲った所に見える穴は、押し側の減衰力を発生させる穴で、ここをオイルが通過する事で減衰力を発生させます。
伸び側の穴は写真に写っていません。
形は違いますが、単純な注射器と同じ原理で減衰力を発生させています。こんなにデカい穴です。デリケートなフォークではありません。
昔はこの穴を溶接で塞いで、大きさの違う穴を明けるなどして、押し側と伸び側の減衰力セッティングをしていました。
この類のフォークはオイルの変更だけで、理想のセッティングは決してでません。
さて、シールを交換します。
フォークシールキットを購入しておきました。
インナーパイプにスプリングを入れて、ひっくり返します。
矢印のオイルロックピースを被せます。この部品はフォークの底付きを防止する為の物です。
アウターパイプを被せて、底のヘキサゴンボルトを締め付けます。
この時点では手でアウターパイプを掴んで締めれる程度のトルクでいいです。後で車体に組んで本締めします。
新しいオイルシールのリップに、フォークオイルを塗布してシールを挿入します。
インナーパイプに点錆び等の凸キズがある場合は除去しておきます。
この時にサランラップ等巻いて入れる人がいますが、何でそんな事をするんでしょうか?私は巻きません。
サランラップの縦方向のしわに対して、シールのリップを縦方向に滑らす方が、リップが縦に切れそで怖いです。
シールの圧入はシールドライバーなる特殊工具が存在しますが、そんな物持っていません。今後揃えるつもりもありません。正立フォークならシールの圧入はどうにでもなります。
外した古いシールを当て物にして、塩ビパイプの接手を使い叩き入れます。
新しいシールごと圧入した、古いシールはここまでしか入りません。タイヤレバー等で簡単に取れます。
インナーパイプに見える横方向のキズは、アンダーブラケットで締め付けている部分です。シールの挿入前に、ここのキズは凸が無い様に処理しなければなりません。
リテーナーに薄くグリスを塗布してはめ込みます。シールが入り切っていない場合はこのリテーナーが定位置に収まりません。
キャップボルトを取り付けます。スプリングの出代はこの程度です。
モンキーを当てて、
インナーパイプを手で掴み、モンキーごと手の平で押さえつけながら回して締め付けます。
フォークオイルを250cc入れて、右のフォークが完成。まだ上下のネジは締まり切っていません。車体に組み付ける際に本締めします。
左のフォークも全く同じ作業内容です。ハーレーならではの特殊性は無く、カートリッジでなければ国産バイクも同じ手順でフォークシール交換できます。
さて、左右のフォークシール交換が完了したので車体に組付けます。
先ずは、
アンダーブラケットを利用してキャップボルトを締め付けます。
締め付けたら定位置に納めます。締め忘れると又ばらす事になるので締め忘れ注意!です。
左右フォークが定位置に収まったらフェンダーを取り付けます。
フェンダーが付いたら、底のヘキサゴンボルトを本締めします。
ステムのナットを締め付け、ホイールを組んで、ハンドルの重さが作業前と変わっていないか確認します。
ナセルを組んで、灯火類の確認をすれば出来上がり。
ホイールベアリングのグリスアップは、タイヤ交換毎にしているので、今日ついでにやる必要はなし。
スピードメーターのギヤボックスはタイヤ交換2回に1回のペースで分解洗浄、給油しているのでこれも今回必要なし。
さて、今日はマフラーも交換します。
家庭用アーク溶接機で延命処置を続けていたフィッシュテールマフラーがやっぱり駄目になったのでノーマルマフラーをつけます。
これで本日の作業は終了。
作業時間はフォークシール交換、ステムベアリングのグリスアップ、マフラー交換で4時間5分。
部品代はシールキット2,320円
さて、テスト走行をしたいのですが、外はシトシト雨が降っています。
さて、先週の続きです。
先週は、
フェンダーに飛散したフォークオイル漏れの箇所を特定する為に、ナセルを分解したところで終了。
キャップボルトからのオイル漏れなら対応は簡単だったのですが、残念ながらオイルシールから漏れているようです。
面倒くさいが仕方ありません。
今日は朝から雨が降り、バイクいじりには絶好の天気です。
フォークオイル漏れくらい、ちゃっちゃと片付けましょう。
フォークシール交換と言えば、インナーパイプとアウターパイプを留めている底のヘキサゴンボルトが、内部のダンパーチューブと供回りしてしまい、長い特殊工具やインパクトを持ちいらなければ分解できないとされていますが、フォークの構造を理解し分解の順番を間違えなければインパクトも特殊工具も必要ありません。
では
先ずは、前輪をジャッキで持ち上げます。
負荷の掛かっていない状態でハンドルを左右に切って、ステアリングの「重さ」を覚えておきます。
この時にセンターで「カックン」や「ゴリゴリゴリ」等の感触があったらステムのベアリング交換も必要です。
今日はステムからフォークを抜くので、ついでにベアリング給油も行います。
前回のステアリングステムのベアリングのグリスアップは10年前?でしょうか。よく覚えていないくらい放置なので、これ以上の絶好のついでの機会はこの先当分ないでしょう。
緩み止めワッシャを寝かせて、ステムのナットに印をつけます。
この段階ではフォークのキャップボルトは外してしまいますが、ステムナットは緩めるだけです。
緩めてます。
次にフロントホイールを外します。
ここで先に、フォークの底のヘキサゴンボルトを緩めます。
フェンダーは外しません。外すとアウターパイプがクルクル回ってボルトを緩めにくくなります。
先にフォークを車体から抜いてしまい、キャップボルトを外してスプリングとオイルを抜いてから最後に、このボルトを緩めようとしても供回りしてしまい、インパクトや特殊工具の出番となってしまいます。
分解の順番としては上記が正しいのでしょうが、大半の日曜整備士はそんな特殊工具もインパクトも持っていないでしょう。
勿論、私も持っていません。
さて、このフォークの底のボルトは、要はフォークが伸び切った状態で、丸印のリバウンドスプリングにテンションが掛かっている状態ならば、緩めることも締め付けることも可能です。
なんならアウターパイプを下に引っ張りながら(フォークを伸ばす方向)回すと取れます。
20数年前、バイク屋さんで整備士をしていた頃に500本以上、正立、倒立、カートリッジフォークのOHをしてきましたがこのやり方で供回りしてボルトが緩まないなんてことは記憶にありません。あっても忘れてるだけかもしれませんが。
工具で緩んだら軽く締め付けます。「はぁ緩めて締める?」って声が聞こえました。
ボルトを緩めて抜いてしまうとオイルがどばぁ~っと出てくるので一旦軽く締めます。
因みにこのボルトはミリサイズです。どこのメーカーのフォークかはきっと皆さんご存知だと思います。
左右フォーク底のボルトが緩んだら、フェンダーを外します。
アンダーブラケットのボルトを緩めます。
フォークを下にずらしたところでアンダーブラケットのボルトを締め付けて、キャップボルトを緩めます。
緩めるだけです。
緩んだらアンダーブラケットのボルトを緩めてフォークを車体から抜きます。
フォークが抜けました。
オイル漏れしている右のフォークです。ジメジメです。
漏れていない、左のフォークはカラカラです。
さて、一旦フォークはこれで置いといて、先にステアリングベアリングの給油を済ませて、フォークシール交換が出来たら直ぐに車体にフォークを戻せる様にしておきます。
トップブリッジ下の、ギザギザのボロボロのナットを外す前に、ここでも印を付けておきます。
ナットを外すと10年?ぶりの御開帳です。
10年放置でもグリスは十分です。
ステアリングはホイールの様に常に回転している訳では無く、グリスの流出量はホイールと同様に考える必要はないと考えています。(車体の縦方向への負荷は大変)
わざわざ耐久性の高いテーパーローラーベアリングが使われている、ステムのグリスアップだけの為に、短い期間で定期的に分解する気にはなれません。
洗浄してレースに段付きが無いか確認し、新しいグリスを塗り込みます。グリスはトラック等のハブに使われる極圧添加剤の入ったものを使っています。
因みに、グリスは使う種類によって潤滑対象の空間容積に対して、充填率は40%~70%?だったか位が理想の物も多くあります。
要するに隙間なく、目一杯グリスを塗り込むとグリスの温度が上がり過ぎ、溶解点に達してしまい、かえってグリスの流出が増えてしまい潤滑不足を起すタイプのグリスもあります。
ステアリングは回転による温度上昇は少ないので、気にする必要はないと思いますが、ホイールに目一杯グリスを塗り込む場合は、使用するグリスの種類を良く知っておいた方がいいと思います。
ベアリングのグリスアップが済んだので、フォークシール交換です。
ひっくり返してオイルを抜きます。そして先に緩めた底のヘキサゴンボルトを抜きます。
キャップボルトをモンキーで緩めて外します。
スプリングのテンションが掛かっているので、ポンッって感じで外れます。
ボルトがふっ飛ぶほどのテンションではありません。
頭のボルトが外れたら、スプリングを抜きます。
インナーパイプをアウターパイプから引き抜きます。
決してハーレー、しかもショベル独特の構造ではありません。
最も簡素なフォークの類です。現在の国産125ccより単純でしょう。
さて、本日の目的地に到着しました。
フォークオイルシールです。
アウター側にシールが残る構造(笑)国産バイクの精度の高いサスを扱っている整備士の目には、とてつもなく古典的で安価な構成のフォークに映ることでしょう。
シールはリテーナを外すと、タイヤレバー等で簡単に外れます。タイヤレバーがないって?
でかいマイナスドライバーで、角を立てない様にするとか工夫してみて。
シールの圧入具合はそんなに固くないです。
インナーパイプにスプリングを入れて押し込むと、インナーパイプの底からニョッキと棒状の部品が出てきました。
ダンパーチューブ等と呼ばれる減衰力を発生させる部品です。
アウターパイプとはこんな感じで繋がっています。
正しい順番で分解すると、このダンパーチューブがクルクル供回りしてしまい、矢印のフォークの底のヘキサゴンボルトが緩まなくなってインパクトや特殊工具に頼る事になります。
丸で囲った所に見える穴は、押し側の減衰力を発生させる穴で、ここをオイルが通過する事で減衰力を発生させます。
伸び側の穴は写真に写っていません。
形は違いますが、単純な注射器と同じ原理で減衰力を発生させています。こんなにデカい穴です。デリケートなフォークではありません。
昔はこの穴を溶接で塞いで、大きさの違う穴を明けるなどして、押し側と伸び側の減衰力セッティングをしていました。
この類のフォークはオイルの変更だけで、理想のセッティングは決してでません。
さて、シールを交換します。
フォークシールキットを購入しておきました。
インナーパイプにスプリングを入れて、ひっくり返します。
矢印のオイルロックピースを被せます。この部品はフォークの底付きを防止する為の物です。
アウターパイプを被せて、底のヘキサゴンボルトを締め付けます。
この時点では手でアウターパイプを掴んで締めれる程度のトルクでいいです。後で車体に組んで本締めします。
新しいオイルシールのリップに、フォークオイルを塗布してシールを挿入します。
インナーパイプに点錆び等の凸キズがある場合は除去しておきます。
この時にサランラップ等巻いて入れる人がいますが、何でそんな事をするんでしょうか?私は巻きません。
サランラップの縦方向のしわに対して、シールのリップを縦方向に滑らす方が、リップが縦に切れそで怖いです。
シールの圧入はシールドライバーなる特殊工具が存在しますが、そんな物持っていません。今後揃えるつもりもありません。正立フォークならシールの圧入はどうにでもなります。
外した古いシールを当て物にして、塩ビパイプの接手を使い叩き入れます。
新しいシールごと圧入した、古いシールはここまでしか入りません。タイヤレバー等で簡単に取れます。
インナーパイプに見える横方向のキズは、アンダーブラケットで締め付けている部分です。シールの挿入前に、ここのキズは凸が無い様に処理しなければなりません。
リテーナーに薄くグリスを塗布してはめ込みます。シールが入り切っていない場合はこのリテーナーが定位置に収まりません。
キャップボルトを取り付けます。スプリングの出代はこの程度です。
モンキーを当てて、
インナーパイプを手で掴み、モンキーごと手の平で押さえつけながら回して締め付けます。
フォークオイルを250cc入れて、右のフォークが完成。まだ上下のネジは締まり切っていません。車体に組み付ける際に本締めします。
左のフォークも全く同じ作業内容です。ハーレーならではの特殊性は無く、カートリッジでなければ国産バイクも同じ手順でフォークシール交換できます。
さて、左右のフォークシール交換が完了したので車体に組付けます。
先ずは、
アンダーブラケットを利用してキャップボルトを締め付けます。
締め付けたら定位置に納めます。締め忘れると又ばらす事になるので締め忘れ注意!です。
左右フォークが定位置に収まったらフェンダーを取り付けます。
フェンダーが付いたら、底のヘキサゴンボルトを本締めします。
ステムのナットを締め付け、ホイールを組んで、ハンドルの重さが作業前と変わっていないか確認します。
ナセルを組んで、灯火類の確認をすれば出来上がり。
ホイールベアリングのグリスアップは、タイヤ交換毎にしているので、今日ついでにやる必要はなし。
スピードメーターのギヤボックスはタイヤ交換2回に1回のペースで分解洗浄、給油しているのでこれも今回必要なし。
さて、今日はマフラーも交換します。
家庭用アーク溶接機で延命処置を続けていたフィッシュテールマフラーがやっぱり駄目になったのでノーマルマフラーをつけます。
これで本日の作業は終了。
作業時間はフォークシール交換、ステムベアリングのグリスアップ、マフラー交換で4時間5分。
部品代はシールキット2,320円
さて、テスト走行をしたいのですが、外はシトシト雨が降っています。