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四国キャンプツーリング ~UFOライン完結編~ [キャンプツーリング XLH]

9月17日(月)祝日 晴れのち時々雨




「今日帰らなアカンのかぁ」



旅と旅行の違いは?

辞典で調べればきちんとした定義があるのだろうし、人それぞれ自分なりの定義があったりするだろう。

オレの中で旅は、「流離」「風来坊」「放浪」「浪漫」「寅さん」といった具合に抽象的に定義づけされていて、要はいつ帰るか分からない、また出ていく時もフラッといつの間にか居なくなるものを「旅」としている。

そして、日程が決まっていて帰る日、又は帰らなければならない日時が決まっている場合を、旅行としている。

自分自身の定義で言うなら、オレは一度もバイクで旅をした事がない。




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さて、昨夜は多分22時前に起きていられなくなり就寝。


翌朝まで良く眠れました。


朝は、テントに日が当たり暑くて目が覚めました。


外に出て天気を確かめると快晴です。


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時刻は7時12分


今日も絶好のツーリング日和です。


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朝日が差し込むとはこの事を言うのでしょうか?



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バイクもテントも夜露でビチョビチョですが、これだけ天気が良いと直ぐに乾きます。





ところで、相棒のs氏はまだ寝ています。


可哀そうな気がしないので遠慮なく起します。


好きなだけ寝かしてやれない訳があります。


今回の四国キャンプツーリングは「仁淀川付近とUFOラインを走る」程度の予定でやって来ました。


予定の中でも、UFOラインは標高が高く、雲や霧で視界不良になりがちが予想されたので、この様な快晴のチャンスを逃す手はありません。





s氏を起して朝飯の準備をします。

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普段の朝に、野菜たっぷりの塩ラーメンとかは考えらません。


あっ勿論パンイチでうろうろしています。視界の届く範囲には誰もいません。


パンイチが丁度の気温なもんで。


朝から美しい景色の中、パンイチでうろうろして朝飯を食って、コーヒーと煙草をやって・・・なんとまぁ幸せです。


急ぐつもりでs氏を起したのですが、余りの心地よさにゆっくりしてしまいました。





しかし、ここで根を張る訳にはいきません。

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重い腰を上げて片付けました。焚火の後も原状回復しています。


もう朝から暑くて汗をかいたので、また川に浸かりたいくらいです。




さぁ四国キャンプツーリング2日目がスタートです!




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時刻は9時27分


キャンプ場に戻るともう誰もいませんでした。




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さて、UFOラインへの道のりはこのルートを走りました。


随分遠回りしている事にブログを書いていて気付きました。




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しかし仁淀川沿い国道33号線はやっぱり快走です。




194号線を愛媛県方面へと北上します。

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この辺りに流れる川は、仁淀川に注ぐ支流の一つでしょうか。


非常に美しく神秘的な色をしてました。




さて、この194号線を、UFOラインを目指して走ると、途中で仁淀ブルーで有名な「にこ淵」があります。


朝までは寄って行くつもりにしていたのですが、今回はスルーです。


と言うのも愛媛県に近ずくにつれ、雲が多くなってきました。


山頂の尾根伝いを走るUFOラインがもう、雲の中で真っ白になっていないか、心配しながら走っています。




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UFOラインの入口と言うか、分岐点の駐車場まで山道を登ってきました。


標高が高くかなり気温が低くなってきました。


朝パンイチで、仁淀川の河原をウロウロしていたのが信じられません。




ここまでの、そしてここからの道は結構な険道が続きます。正直スポーツスターでも疲れました。


しかし、我慢して登った甲斐がありました。










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車のCMでも有名なUFOラインです。初めて来ました。


景色を見て「おぉ~」と声が自然とでたのはいつ以来でしょうか。


天空の道と言って差支えがないと思います。


個人的には四国カルストより絶景だと感じました。






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景色を堪能しながらUFOラインをゆっくりと進みます。


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UFOラインと呼ばれる区間はこの辺りまでだと思います。非常に短いです。





道は続きます。先を進んでみましょう。

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この辺りから一斉に愛媛県側より雲が流れ込みだします。


上手く表現出来ないのがもどかしいですが、雪崩の様に高知県側の山の斜面を、雲が降りていきます。

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ここでUターンをしてきた道を引き返します。


四国カルストも同じですが、行ったり来たりして堪能します。





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UFOラインに戻ってきましたが、もう雲の動きが凄いです!


空から降りてきた雲が、山の斜面に沿って今度は上に登っていきます。


そして、あっという間に雲の中に包まれていきます。




雲が降りて登ってとか、何を言ってるのか分からない様な状況は、私のヘッポコな写真技術では伝えきれません。


記録としても正確ではないので、動画に残しました。





音が調子悪く、出たり消えたりします。




ここに来るのが後30分遅かったら、真っ白でなにも見えなくなっていたし、早すぎればただの曇り空で、この瞬間に立ち会う事もなかったでしょう。


絶景で満足感を得たのは、昨年の九州キャンプツーリング以来でしょうか。




雲の中に姿を消しつつあるUFOラインを後にして、ここから帰路につきます。





国道194号線を北上し、西条市方面へ走ります。

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この194号線は走りやすい道でした。険道から解放されてまるで高速道路のように感じています。





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国道11号線からは、鳴門市まで下道を走るつもりだったのですが、普通に市街地でストップアンドゴーを強いられたので下道は断念して、新居浜から高速を走る事にしました。


UFOラインにいた時とは打って変わって、梅雨時の様な蒸し暑さです。





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高速に乗る前に国道沿いの、地元の中華チェーン店?で遅い昼飯。時刻は15時34分





新居浜から高速を走り、
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池田PAで休憩。雨がパラパラ降ってきました。時刻は16時18分





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17時23分 吉野川SAで休憩&給油。


雨がザアザア降ってきました。ここからカッパ着用です。






高速道路は淡路島南で下り、往路と同じ淡路島の西側県道を走ります。
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今日最後の太陽の光が、西の空に消えていきます。時刻は18時40分


まだ20時にもなっていないのに、淡路島の西側県道は飲食店、外灯、等々が非常に少なくビックリするくらい暗かったです。まるで真夜中の山中のようです。





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淡路島北端の「道の駅あわじ」で最後の休憩。ここでカッパを脱ぎました。時刻は19時52分


ケツが限界近かったので時間をかけて休憩しましす。



明石海峡大橋がツーリングの締めくくりを飾る様に、最後に魅せてくれました。
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ここで30分くらい休憩していましたが、ケツの温存の為、立ちっぱなしでした。


さぁ、そろそろ自宅ガレージを目指して夜の阪神高速を走りましょう。




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明石海峡大橋を渡ればもうこのツーリングも終わりです。






そして、阪神高速を安全速度で走り、22時42分無事に自宅ガレージに到着。

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S氏とは途中で流れ解散。






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一日目の大体のルート



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二日目の大体のルート


二日間の総走行距離はメーター読みで895km(BMW GS1200のメーター)


燃費はリッター27,76km




無事故無違反、些細なバイクトラブル等も無く、久しぶりにご満悦のツーリングとなりました。


最後に今年の夏は色々あって忙しく、まともに休めなかった私を気遣って声をかけてくれたS氏と、快く見送ってくれた家族に感謝しなければなりません。







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